白取春彦氏の心に響く言葉より…

 

 

レイモンド・チャンドラーはハードボイルド小説の中で「やさしくなければ生きていく資格がない」と書いたが、本当に知性のある人は性格的にやさしいものである。 

 

というのも、知性の土台をつくる読書と人の話を聞くという行為は、やさしさと反する性質があってはできないからだ。 

 

 

娯楽用に書かれた本ではなく、まとまった主張や思想を書いた本は性格のきつい人間のようなものだ。

 

読むとは、そういう人間とつきあうということと同じだ。

 

しかも、とりあえずはすべてを受け入れなければ相手を理解できない。

 

それは、自分にやさしさ、寛容さがなければ、できないことなのだ。 

 

 

だから、わたしは本を読まないでいる人間に恐ろしさを感じる。

 

彼らが他人を理解しているということをいぶかしんでしまう。

 

彼らが理解できるのは損得や利害、数字だけなのではないかとさえ疑っている。 

 

 

しかし、そういう彼らにしても、自分の価値観をそっくり棚上げして異質の本を読むならば、やさしさのかけらを獲得できるだろう。

 

それがいくつかでも積み重なれば、人間性が変わっていくのは確かである。

 

 

頭がよくなる思考術 頭がよくなるシリーズ』ディスカヴァー

頭がよくなる思考術 頭がよくなるシリーズ

 

 

 

 

 

SNSの読書ブログに対して、やたらと口汚い言葉で突っかかる人がいる。

 

中には、内容もみないで、本の表紙や著者の名前だけ見て、ケンカ腰で反発してくる人もいる。

 

 

そもそも、何百ページある本の中で、自分と意見が違ったり、価値観が異なるページがあるのは当然だ。

 

これは、人も同じで、すべて自分と同じ考えで、同じ価値観などという人はいない。

 

もっとも身近な夫婦や子供でさえ、異なる意見や価値観をもっているからだ。

 

 

すべての物事は否定から入ったら、そこで止まってしまう。

 

それ以上、先へは進まない。

 

拒否するからだ。

 

否定から入る人の口癖は、「無理」「いやだ」「でも」「できない」「嫌い」・・・・。

 

だから、暗くて、不機嫌で、つまらない。

 

 

しかし、肯定から入る人はまず、すべてを受け入れる寛容な人。

 

価値観が違っていようと、まず、受け入れる。

 

つまり、どんなことも、面白がって、笑って、楽しんでしまう寛容度の高い人だ。

 

肯定の人は、いつも明るくて、上機嫌、そしてやさしい。

 

 

これは、人にも、本にも同じ。

 

「やさしくて、寛容な人」になるため…

 

よき読書家でありたい。

 

 

 

頭がよくなる思考術 頭がよくなるシリーズ

 

 

 

 

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齋藤孝氏の心に響く言葉より…

 

 

 

帝国ホテルの総料理長から料理顧問までつとめた料理人の村上信夫さんは著書『帝国ホテル厨房物語』(日経ビジネス人文庫)で幸運のとらえ方についてふれています。 

 

戦場で負傷し、病院に運ばれた時、負傷した同僚は「こんな怪我をして自分は不幸だ」と嘆いていました。

 

しかし村上さんはむしろ自分は運がいいと思い、軍医に次のように話しています。

 

「自分は幸運でありました。少し弾がずれれば死んでいたかもしれません。でも、生きている。運がいいと思います」と言ったら、「おまえ、いいこと言うなあ」とほめられた。

 

 

この人は、自分の運命をひじょうに素直に受け入れています。

 

「転身のきっかけは、いつも人の縁だった」と言っていて、「ここがいいぞ」と人から勧められると素直に従います。

 

帝国ホテルの厨房で働くようになったのも、ひょうたんから駒のように人から勧められたのがきっかけでした。

 

 

村上さんのように、素直に人の縁で動いていく人がいます。

 

あまり深く考えないで流れにまかすのですが、下手に自分で泳ごうとしないほうが溺れないですむのかもしれません。

 

 

昔は結婚もみな「縁」で決まりました。

 

「縁」だということで動いていても、それなりにチャンスがつかめます。

 

必ずしも自分の考えや意志で動くのではなく、人と人との縁や偶然でつながりながら経験知を高めていくやり方もあると思います。

 

 

結婚も同じです。

 

自分を好きだと言ってくれる人がいれば、それはひとつの機会です。 

 

この人と結婚してうまくいくのかとか、親はどんな人たちなんだろうなど、いろいろ深く考えてしまうと二の足を踏んでしまい、婚期を逸してしまうこともあります。

 

あまり深く考えずに、機会としてとらえていく身軽さがあると、いいのではないでしょうか。 

 

 

要するに、深く考えすぎて結局行動しないよりは、来た船に乗ってしまうほうがいいのです。 

 

受験生が第一志望の大学に行きたいと思っていたのに、第二志望の大学に来てしまったとします。

 

その時感じる挫折やコンプレックスなどいろいろあることでしょう。 

 

でも入学した大学という船に乗ったのですから、その場所で活躍しようと思えばいいわけです。

 

 

何事にも「その時来た船」があります。 

 

「好き」という感情から出発しないで、 結婚相手を年収や学歴、身長、健康状態などさまざまな条件をあてはめて選ぶのであれば、かえって選択ができにくくなってしまいます。 

 

そうではなくて、もっとトータルに「縁」というものをきっかけにして気軽にとらえて いくのが、「運」がいい人になるコツなのではないでしょうか。

 

 

 

運の教科書: 「うまくいく人」はこう考える (単行本)』筑摩書房

運の教科書: 「うまくいく人」はこう考える (単行本)

 

 

 

 

 

小林正観さんは「日々の暮らしを楽にする/Gakken」の中で、こんなことを言っている。

 

「宇宙の仕組みは、どうも裏返し構造、二重構造になっているみたいだということがわかってきました。

 

何か意気込んでやろうとしている人ほど、どうも宇宙が味方しないようです。

 

反対に、執着がない人ほど、宇宙が味方をしたくなるようなのです」

 

 

縁を大事にして生きていく生き方と同じだ。

 

頼まれた仕事やボランティア、役職などを文句を言わずにニッコリと引き受ける。

 

すると次から次へと色々な「頼まれごと」がやってくる。

 

 

自分の事情や、好み、夢などを言わず、ただひたすら淡々と引き受ける。

 

執着せず、深く考えず、その時の流れに乗る。

 

これは、自分が凡人だと自覚している人ほど、必要な生き方だ。

 

自分に能力や才能があり、自分の力で世の中をバリバリと切り開いていくタイプだと思うなら必要ないだろう。

 

 

ただひたすら「頼まれごと」をニコニコしながら引き受けていると、自分が思ってもみない、とんでもないところに行けることがある。

 

それが、「その時来た船に乗る」ということ。

 

 

 

運の教科書: 「うまくいく人」はこう考える (単行本)

 

 

 

 

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マーク・ネポ氏の心に響く言葉より…

 

 

 

精神的な学びは、あらかじめ予期することができません。

 

学ぶ必要のあることは、必要なときにやってきます。

 

どんなに年を取っていようが、若かろうが、何度やり直しをするはめになろうが、何度同じレッスンを受けて学ぶはめになろうが、学ぶ必要のあることが、必要なときに目の前に現われるのです。

 

 

転んでは立ち上がる方法を学ぶために、私たちは必要なだけ何度でも転びます。

 

「支え、支えられる方法」を学ぶため、必要なだけ何度でも誰かに近づきます。

 

自分を取り巻くさまざまな考え方を正しく聞きとれるようになるために、必要なだけ何度でも、人の声を間違って解釈します。

 

傷を負っては癒す方法を学ぶために、必要なだけ何度でも、痛みに苦しみます。

 

 

もちろん、誰も好き好んでやるわけではありません。

 

しかし私たちは、受け入れることや、謙虚になることができるようになるために、必要なだけくり返して学ぶのです。

 

 

 

「自分を変える」心の磨き方: 迷っても、つまずいても、もっと「幸せ」になれる!』三笠書房

「自分を変える」心の磨き方: 迷っても、つまずいても、もっと「幸せ」になれる!

 

 

 

 

 

 

渡辺和子氏の「どんな時でも人は笑顔になれる/PHP」の中に、こんな詩があった。

 

ニューヨーク大学のリハビリテーション研究所の壁に一人の患者の残した詩があるという。 

 

 

『大きなことを成し遂げるために力を与えてほしいと神に求めたのに、 謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった。 

 

より偉大なことができるように健康を求めたのに、 より良きことができるようにと病弱を与えられた。 

 

幸せになろうとして富を求めたのに、 賢明であるようにと貧困を授かった。 

 

世の人々の称賛を得ようとして成功を求めたのに、 得意にならないようにと失敗を授かった。 

 

人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに、 あらゆることを喜べるようにと生命を授かった。 

 

求めたものは1つとして与えられなかったが、 願いはすべて聞き届けられた。 

 

神の意に添わぬ者であるにもかかわらず、 心の中で言い表せないものは、すべて叶えられた。 

 

私はあらゆる人の中で、最も豊かに祝福されたのだ』

 

 

 

J・ロジャー・ルーシーという神父が書いたものだそうだ。 

 

森信三先生の言葉に、「人は、出会うべき人には必ず出会う。  しかも、一瞬遅からず、早からず」というものがある。 

 

これは、「出合うべき人」になっているが、「出会うべきこと」と言いかえることもできる。 

 

その人に必要なことは、必ずやってくる。 

 

それも、一瞬遅からず、早からず。 

 

 

まさに目の前に起こるできごとすべては、神の意思、あるいは、生まれる前に自分が書いたシナリオ。 

 

「学びは必要なときにやってくる」

 

どんなことが起きても、そこから謙虚に学ぶ人でありたい。

 

 

 

「自分を変える」心の磨き方: 迷っても、つまずいても、もっと「幸せ」になれる!

 

 

 

 

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本田健氏の心に響く言葉より…

 

 

 

運というと、不確定なものだと感じるでしょうが、シンプルに言葉で表すと、こうなります。 

 

運=人望 

 

 

人気は激しく上がり下がりしますが、人望は基本的には一定しています。

 

つまり、誰かに「あの人って素晴らしいよね」と言ってもらえる人は、それほど多くの人に人気がなくても、いい運を持っています。

 

逆に、「あの人はちょっと...」 と言われる人は、やがて運気が下がっていきます。 

 

 

興味深いのは、人望がなくても人気がある人もいることです。 

 

芸人さんや俳優さんが、あるときを境にブレイクする現象がありますが、これは人気が先行して急上昇した状態といえます。 

 

しかし、あまりに一気にブレイクし、人望が人気についていけなければ、絶頂からたたき落とされることもあります。

 

運のメカニズムをわかっておらず、「自分はすごい!」と勘違いしてしまうのです。 

 

人気とは、急に吹き上がることもあれば、あっという間に風向きが変わってしまって、下にたたきつけられることもあるわけです。 

 

 

一方、人望は信用であり、積み上げていくものです。

 

そのため、短期間で獲得することはできませんが、失うこともありません。 

 

約束を守ったり、細やかなコミュニケーションをとったりすることが必要です。

 

信用を高めるには、そういう地道なことを続けていくしかありません。

 

面倒くさいことばかりですが、その積み重ねが、信頼感を高めていきます。 

 

 

長くお店をやっているというのも、信用の一つです。

 

創業一二〇年とかいう会社は、それだけで信頼されます。

 

個人としても、それだけの長い歴史があなたの 人望をつくっていくのです。

 

 

本田健の人生を変える1分間コーチング (だいわ文庫)

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アメリカでは、クレジットカードの利用履歴、クレジットヒストリーがその人の信用となる。

 

きちんと支払い、いい履歴を積み重ねれば、お金において信用があるとみなされ、クレジットレーティングが高スコアとなる。

 

これは、カードの支払いだけでなく、様々な履歴の積み重ねが信用となるということだ。

 

 

たとえば、大会社を中途退職した人が、自分で事業を始めようとしたとき、銀行や取引先等に信用されていないことに愕然とする、という話がある。

 

いままであった信用は、実は会社の看板を背負っていたからに過ぎないことに気づく。

 

 

信用は実績の積み重ねだ。

 

信用度が高い人は、「時間を守る」、「約束を守る」、「言い訳をしない」、「人のせいにしない」、「利己的ではなく利他」、「ウソを言わない」、「誠実」、「お金にルーズではない」、「感謝が多い」、「口ばかりではなく、行動する」等々の行為の積み重ね。

 

だからこそ、信用度の高い人は、人望がある。

 

そして、同時に運もいい。

 

 

「運とは人望」という言葉を胸に刻みたい。

 

 

 

本田健の人生を変える1分間コーチング (だいわ文庫)

 

 

 

 

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森信三(のぶぞう)氏の心に響く言葉より…

 

 

 

■人は退職後の生き方こそ、その人の真価 だといってよい。 

 

退職後は、在職中の三倍ないし五倍の緊張をもって、晩年の人生と取り組まねばならぬ。 

 

 

 

■人間晩年になっても仕事が与えられるということは、真(まこと)に忝(かたじけな)い極みと思わねばならぬ。

 

待遇の多少などもちろん問題とすべきではない。

 

 

 

森信三一日一語』致知出版社

森信三一日一語

 

 

 

 

 

 

多くの人は、定年後はのんびりと、あくせくしないでゆっくり暮らしたいと思う。

 

しかし、そんな生活は1ヵ月もすれば飽(あ)きてしまう。

 

人生100年とするなら、定年後の30年や40年(これは、実際に仕事をしている期間と同じ)をどう過ごすというのか。

 

 

会社一筋で定年退職した人は、外の世界との接触がない。

 

異業種、異性別、異文化、異役職、異世代、異国人、異組織、との繋(つな)がりがないのだ。

 

退職後の人生を豊かにすごすには、会社に入社したときから、この「異」の環境に触れる必要がある。

 

 

それが、越境学習。

 

自分のコンフォートゾーンを抜け出して、アウェイに越境して学習すること。

 

 

また、定年後、必要となるのが、余生を過ごすという意識ではなく、現役時代より3倍も4倍も頑張る気持ち。

 

そこから、スタートだという気持ちで頑張る。

 

のんびりしようと思ったら、そこからガタガタと音を立てて崩れ落ちるからだ。

 

 

「人生は今日が始まり」という姿勢の人には、いろいろな人から声がかかる。

 

頼まれごとがどんどん増える。

 

 

 

《人間はおっくうがる心を刻々に切り捨てねばならぬ。そして齢をとるほどそれが凄まじくならねばなるまい。》(森信三)

 

 

おっくうがる心を切り捨て…

 

齢をとるほど、凄まじい生き方ができる人でありたい。

 

 

 

森信三一日一語

 

 

 

 

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